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第68回(最新)

企業の感染防止対策

働き方と雇用環境部門 研究員 田上 皓大

本稿では、第1回目の緊急事態宣言解除後から第2回目の緊急事態宣言発出までの期間(2020年5月から2021年1月)における、企業の新型コロナウイルス感染防止対策(以下、感染防止対策)の実態と変化について検討する。新型コロナウイルス流行の初期段階において、政府は、早期終息を目的とする感染拡大・まん延防止を第一に掲げ、クラスター対策及び接触機会の低減を「新型コロナウイルス感染症対策の基本的対処方針」の一つとして定めている。社会レベルの感染防止対策としても、不要不急の外出の自粛など人と人との接触を徹底的に低減することが要請されている。一方で、こうした接触機会の低減は企業の経済活動の維持とトレードオフの関係にある。特に接客サービスを伴う経済活動は、接触機会の低減によって大きなダメージを受ける。全文を読む

2021年9月8日(水曜)掲載