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政策の形成に資する労働をめぐる情報(エビデンス)を提示しています。
第89回(最新)
就職氷河期世代(ミドル世代)の働き方と支援ニーズ─ハローワーク・サポステ利用者に対するインタビュー調査の知見から─
これまで労働政策研究・研修機構では就職氷河期世代の実態を明らかにするために、独自にインタビュー調査(労働政策研究・研修機構2024)を実施すると共に、量的なアプローチとして、総務省「就業構造基本調査」の二次分析(労働政策研究・研修機構2019)を進めてきた。これらの成果は、困難な状況にある就職氷河期世代について、職業への移行やキャリアの実態、現在の意識を分析の中心としたものであった。本年6月「就職氷河期世代等支援に関する関係閣僚会議」の「基本的枠組み」における、「性別、有業/無業、雇用形態等の属性別にその実態、支援ニーズ等を詳細に把握するため、インタビュー調査を実施する」との問題意識を受け、労働政策研究・研修機構では、ハローワークの中高年層(ミドルシニア)専門窓口(旧 就職氷河期世代専門窓口)の利用者、および地域若者サポートステーション(以下、サポステ)の中高年層の利用者に対するインタビュー調査に依拠した分析を実施した。全文を読む
2025年10月10日(金曜)掲載


