ビジネス・レーバー・トレンド2022年6月号

毎月25日更新

賃上げは実現できたのか ――2022春闘の最新状況

付加価値の適切な分配による所得の向上と経済発展に向け、労働界だけでなく、各界からも賃金引き上げへの期待感が高まった2022春闘。大手企業の回答が出揃い、労使交渉もすでに後半戦にさしかかっているが、賃上げは実現できているのだろうか。本号では、これまでに労働組合側に示された主要企業の賃上げ回答や、連合などの最新の賃上げ集計データを確認しながら、賃上げの最新動向を眺める。(調査部)

目次

春闘取材

【全体の賃上げ状況】

【主要企業の賃上げ】

【中小の賃上げ】

【初任給】

【賃金統計からの考察】


ビジネス・レーバー・モニター調査

雇用動向や人事労務管理面での変化・課題などについて、モニター委嘱先(企業、事業主団体、産業別労組、単組)を対象に、企業・団体には年4回、労働組合には年2回、アンケート調査を実施しています。

<産別・単組調査 2022年度第1回>

今回の産別・単組調査では、モニターの産別、単組に対し、①春季労使交渉での要求の柱と、妥結・合意した賃上げ結果・労働条件改定の内容②春季労使交渉で、労働諸条件の改善や働き方の見直し、職場環境の改善等について何らかの要求・交渉を行ったか、また、交渉のなかで話題となったこと、将来を見据えた意見交換などが行われたか――について尋ねた。(調査部)

【調査結果①】

【調査結果②】

【調査結果③】

【調査結果④】


国内トピックス

行政、企業、労働組合などの最新動向を、政策課題担当の調査員がわかりやすく紹介します。


海外労働事情

海外情報を担当する調査員が、欧米・アジアを中心に、労働市場・賃金動向・職業紹介・職業訓練・労使関係など様々な視点から最新事情を紹介します。

アメリカ
メリーランド州で有給家族・医療休暇法が成立 ―全米で10州目
ドイツ
ミニジョブの雇用代替効果 ―IAB分析
フランス
物価上昇によるSMIC(法定最低賃金) 、引き上げ ―5月1日に時給10.85ユーロへ
中国
定年延長、江蘇省で初実施
韓国
非対面時代における人的資源管理のパラダイムシフト ―韓国労働研究院(KLI)報告
OECD
ロシアのウクライナ侵攻が世界経済に与える影響 ―OECD報告

ちょっと気になるデータ

最近公表された公的統計のなかから、ちょっと気になるデータを統計解析担当の調査員がピックアップし、わかりやすく紹介します。(統計解析担当)

2022年5月25日掲載