ビジネス・レーバー・トレンド2022年6月号
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賃上げは実現できたのか ――2022春闘の最新状況
付加価値の適切な分配による所得の向上と経済発展に向け、労働界だけでなく、各界からも賃金引き上げへの期待感が高まった2022春闘。大手企業の回答が出揃い、労使交渉もすでに後半戦にさしかかっているが、賃上げは実現できているのだろうか。本号では、これまでに労働組合側に示された主要企業の賃上げ回答や、連合などの最新の賃上げ集計データを確認しながら、賃上げの最新動向を眺める。(調査部)
目次
春闘取材
【全体の賃上げ状況】
【主要企業の賃上げ】
【中小の賃上げ】
【初任給】
【賃金統計からの考察】
ビジネス・レーバー・モニター調査
雇用動向や人事労務管理面での変化・課題などについて、モニター委嘱先(企業、事業主団体、産業別労組、単組)を対象に、企業・団体には年4回、労働組合には年2回、アンケート調査を実施しています。
<産別・単組調査 2022年度第1回>
今回の産別・単組調査では、モニターの産別、単組に対し、①春季労使交渉での要求の柱と、妥結・合意した賃上げ結果・労働条件改定の内容②春季労使交渉で、労働諸条件の改善や働き方の見直し、職場環境の改善等について何らかの要求・交渉を行ったか、また、交渉のなかで話題となったこと、将来を見据えた意見交換などが行われたか――について尋ねた。(調査部)
【調査結果①】
【調査結果②】
【調査結果③】
【調査結果④】
国内トピックス
行政、企業、労働組合などの最新動向を、政策課題担当の調査員がわかりやすく紹介します。
- 2021年度の賞与・一時金水準は非管理職の夏季を除き対前年比プラス ――経団連の「2021年夏季・冬季 賞与・一時金調査結果」
- 賃上げ実施予定の中小企業の約7割が、業績の改善がみられないなかでも賃上げ実施予定と回答 ――日本商工会議所・東京商工会議所の「最低賃金引上げの影響および中小企業の賃上げに関する調査」結果
- 法施行後も、7割近いパートタイマーが正社員との間に不合理な待遇差を感じる ――パート・有期雇用労働法施行後の状況を東京都が調査
- 看護師の基本給はやや増加も給与総額は減少・横ばい ――日本看護協会の「2021年病院看護・外来看護実態調査」結果
- 8割弱の看護職員がコロナ禍で「感染への恐怖・不安」を感じたと回答。若い世代での就業継続意欲の低下も ――日本看護協会の「2021年看護職員実態調査」結果
海外労働事情
海外情報を担当する調査員が、欧米・アジアを中心に、労働市場・賃金動向・職業紹介・職業訓練・労使関係など様々な視点から最新事情を紹介します。
- アメリカ
- メリーランド州で有給家族・医療休暇法が成立 ―全米で10州目
- ドイツ
- ミニジョブの雇用代替効果 ―IAB分析
- フランス
- 物価上昇によるSMIC(法定最低賃金) 、引き上げ ―5月1日に時給10.85ユーロへ
- 中国
- 定年延長、江蘇省で初実施
- 韓国
- 非対面時代における人的資源管理のパラダイムシフト ―韓国労働研究院(KLI)報告
- OECD
- ロシアのウクライナ侵攻が世界経済に与える影響 ―OECD報告
ちょっと気になるデータ
最近公表された公的統計のなかから、ちょっと気になるデータを統計解析担当の調査員がピックアップし、わかりやすく紹介します。(統計解析担当)
2022年5月25日掲載