労組が「警察の組合活動介入は不当」として告訴

※この記事は、旧・日本労働研究機構(JIL)が作成したものです。

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  • 国別労働トピック:2001年2月

インドネシア福祉労働組合(SBSI)のムフタル・パクパハン議長は、インドネシア共和国警察庁長官と東カリマンタン州警察本部長のトガル・M.シアニパル警視監を、訴訟第490/Pdt/G/2000/PN Jakse1号により南ジャカルタ地方裁判所に提訴する。

本訴件の理由は、SBSI東カリマンタン州地域コーディネーターのウアヤ・カウィラランに対し、東カリマンタン州警察が発令した逮捕状第 Pol SPP/34/11/2000号による警察当局の逮捕および拘留問題である。

パクパハン議長によると、警察当局は、ウアヤ・カウィラランが煽動に関する刑法第160条に違反し、種族・宗教・人種・社会階層間の問題に抵触する可能性のあるSBSI組合員の採用を行ったとして、彼を逮捕した。

同議長は、警察がSBSIの撲滅措置を行い、東カリマンタン州における同組織の存在を拒絶していると述べている。「警察は政府の態度を踏襲して、SBSIに対して挑発・威嚇活 動を行った」と議長は言う。

彼によると、本件の被告人である警察当局は、ウアヤ・カウィラランを P.T.パイコ株式会社でのストライキ指導行為に対する刑法第160条違反容疑により逮捕および拘留した。

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