中国企業連合会の成立と中日経営合理化推進センター事業の発足

※この記事は、旧・日本労働研究機構(JIL)が作成したものです。

  • 国別労働トピック:1999年9月

改革開放後の1979年3月に北京で中国企業管理協会が設立されたのは、今から20年前のことである。そして1984年には同企業管理協会を存続させながら、同じ組織をもって中国企業家協会が成立し、企業経営者の団体として発足した。これまで中国企業管理協会と中国企業家協会は十数万社の会員企業をもち、中国国内では最大の企業連合団体と企業経営者連合団体をなしている。1999年4月に、中国企業管理協会は中国企業連合会と名称を変更して、さらに、中国青年企業家協会、中国女性企業家協会、中国外国投資企業協会、中国郷鎮企業協会、中国個人労働者協会と中国民営科学技術実業家協会などを団体会員として加盟させ、規模が一層拡大した。中国企業連合会は日本の企業や団体との交流も盛んに行なっており、1997年11月に、社団法人日本産業訓練協会、株式会社JMECOの協力をうけ、中国企業連合会の下で中日経営合理化推進センターが設立され、日本の経験やノウハウを取り入れながら、中国国内の企業に対して企業内教育訓練や経営管理のコンサルティング事業を実施している。

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