7割以上の女性が職場の性差別を経験
仕事を持つ女性の7割以上が性差別を受けたことがあるという調査結果が韓国の就職情報会社Saraminによりこのほど発表された。同調査によると、調査対象676人のうち73%が性別に基づく差別を受けたと回答している。
差別を受けたと回答した女性のうち最も多い(52%)理由として挙げたのが賃金格差である。次いで昇進(35%)、仕事に対する評価(32%)、雇用の不安定(26%)、セクシャル・ハラスメント(21%)、育児(19%)などとなっている。なお、妊娠・出産による退職プレッシャーを感じた女性は9%となっている。結婚や出産を機に退職を考えた女性は48%に上っている。
大臣や裁判官に任命される女性の数が増えていることなどから韓国女性の活躍ぶりをマスコミが大々的に報じることがあるが、35%の女性はこうしたマスコミの吹聴は実態にそぐわないものとみていること、他方22%の女性はこうした一部の女性の活躍が仕事を続けていく上での励みになると考えていることも分かった。
出所
- 韓国労働部HP
2007年3月 韓国の記事一覧
- 2006年の賃金上昇率4.8%、労組のない企業が高い上昇率
- 7割以上の女性が職場の性差別を経験
- 職種による所得格差が拡大
関連情報
- 海外労働情報 > 国別労働トピック:掲載年月からさがす > 2007年 > 3月
- 海外労働情報 > 国別労働トピック:国別にさがす > 韓国の記事一覧
- 海外労働情報 > 国別労働トピック:カテゴリー別にさがす > 労働条件・就業環境、統計
- 海外労働情報 > 国別基礎情報 > 韓国
- 海外労働情報 > 諸外国に関する報告書:国別にさがす > 韓国
- 海外労働情報 > 海外リンク:国別にさがす > 韓国