2001年のGDPは1.5%成長
ブラジル地理統計資料院(IBGE)は2001年のGDPは5016億9400万ドル。2000年の5942億4700万ドルより後退している。昨年の1人当たり所得は約2.912ドル。2000年のGDP4.36%成長に比べて2001年は1.5%と大きく下がった。節電、国際経済の減速、アルゼンチン危機の影響により減速を早めた。GDPに占める割合はサービスが62.39%、工業は35.76%、農畜産は8.03%を占めたに過ぎない。
2001のGDPは1,51%成長し、1人当たりの所得は0,19%の増加にも拘らず、国民の1人当たりの消費は1,3%低下した。昨年12月までのカルドーゾ大統領政権7年間の平均を見るとGDPは年間2,41%成長に対して、1人当たりの所得は年間わずか1,03%増加に留まった。
4月1日から最低給料は200レアル
政府は3月28日に4月1日からの最低給料を200レアルにする決定を暫定措置により発表した。これまでの180レアルに対して、4月までの過去1年間の推定インフレを8%とすれば実質3%の調整となる。95年の100レアルに比べると100%の引上げとなるが、ドルで計算すると110,37ドルから86,02ドルに下がる。現在の最低給料は給料生活者には余り関係なく、社会保障院が支払う年金の65%に当たる年金生活者の最低給料額受給者が恩恵を受ける。
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