失業率下がらず
労組の研究機関であるDIEESEの発表によるとサンパウロ首都圏の2002年2月の失業率は、12月の17,8%、1月の17.9%を上回って2月は19.1%。完全失業者は1月から10万2.000人増加して177万人となる。調査担当者によると1カ月で6.7%増加したことになり2月としては1985年以来の最悪となった。エコノミストやアナリスト達は非常に高いこの率が2002年中に目立つほど下がるとは思っていない。
経済界では2002年のGDP成長率を2?2,5%と予想しているが、この程度の成長では失業率をさげる力はないと分析している。サンパウロ州立のカンピーナス大学のクラウジオ・デデカ経済学教授は、現在の失業率が90年代始めの11%台に下がるには、少なくともGDPは年間6~7%を、最低10年間続行する必要があると計算している。
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