工業部門の平均給与11.1%低下

※この記事は、旧・日本労働研究機構(JIL)が作成したものです。

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  • 国別労働トピック:1999年12月

ブラジル地理統計資料院(IBGE)の発表によると、1999年1~7月に国内工業部門の平均給与は1998年同期比にして11.1%低下、雇用は8.8%後退した。7月だけを見れば、雇用は6月より0.1%増加しながら給料は0.3%低下している。調査担当者によると失業の増加と購買力低下の傾向は1999年中続くと予想されている。また雇用は増加しながら給与は減少していることに対して、季節的労働力需要部門が技術を要しない労働力を採用したものだと説明した。しかしIBGEでは1997年6月から後退一途であった工業雇用減少が、7月の0.1%の雇用増加で初めて増加に転じたことに対し、これが回復の兆候ではないかと期待している。

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