第4期プロジェクト研究シリーズNo.6 雇用流動化と日本経済─ホワイトカラーの採用と転職
概要
新卒採用された企業に勤め続ける長期雇用慣行は大企業正社員の特徴のように思われています。しかし、経済のサービス化を背景に、大企業の正社員においても、その雇用は流動化しています。このことは、労働市場を活性化させ、経済成長の原動力となり、人びとに豊かな経済生活をもたらしているといえるでしょうか。そのような問題意識で、企業における中途採用者の人事管理と個人の転職行動の両面から、日本の大企業で進みつつある正社員の雇用流動化の評価を試みています。
目次
- 序章 日本経済の活力と雇用システム
- 第1章 雇用慣行を巡る調査研究―何を解明すべきか?
- 第2章 「雇用流動型」人事管理の可能性―中途採用者の活用事例の分析
- 第3章 情報通信業の人事管理にみる長期雇用のゆくえ
- 第4章 サービス産業化と雇用流動化―個人のキャリアに着目して
- 第5章 雇用流動化と職業生活の豊かさ―労働者個人の職業的地位達成への注目
- 終章 雇用流動化のゆくえ
執筆者
※所属や肩書は2023年3月28日時点のものです。
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