第3期プロジェクト研究シリーズNo.1 非正規雇用の待遇差解消に向けて

概要

生産年齢人口減少下の我が国で、非正規雇用労働者だけが増加し続けているなか、現在、非正規雇用労働者と正社員との間にある不合理な待遇差を解消し、同一労働同一賃金に近づけていく検討が強く求められています。本書では、正社員との賃金格差、能力開発、正社員への移行などの問題について、産業、企業の特性や共通する制度的要因を分析することで今後の非正規雇用労働者のありようを考えます。

目次

  • 章 非正規雇用の諸問題と本書のねらい
  • 第1章 非正規化の要因を事業特性や雇用特性から考える
  • 第2章 なぜ正規・非正規雇用者間の賃金格差が生じるのか
  • 第3章 非正規雇用者の能力開発
  • 第4章 どのような人事制度下で働いている非正規雇用者が将来に希望を持っているのか
  • 第5章 転職による正社員転換と雇用の安定
  • 第6章 非正規雇用者の組織化と発言効果
  • 章 非正規雇用の待遇差の解消にむけて:まとめと政策示唆

2017年7月31日刊行

A5判 229頁

ISBN978-4-538-52001-8

定価:2,750円
(本体価格2,500円)

品切れ(再販予定なし)

執筆者

小野 晶子
労働政策研究・研修機構主任研究員
馬 欣欣
一橋大学経済研究所准教授
阿部 正浩
中央大学経済学部教授
森山 智彦
下関市立大学経済学部特任教員
高橋 康二
労働政策研究・研修機構副主任研究員
前浦 穂高
労働政策研究・研修機構副主任研究員

※所属や肩書は2017年7月31日時点のものです。

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研究調整部 成果普及課 Tel: 03-5903-6263