3月の失業率8.5%、前月比0.4ポイント上昇
―3つの州で1976年以来最高を記録

カテゴリー:雇用・失業問題統計

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  • 国別労働トピック:2009年4月

労働統計局が4月3日に発表した雇用統計によると、2009年3月の失業率は8.5%に達した(注1)。前月より0.4ポイント上昇し、1983年11月に8.5%を記録して以来25年4カ月ぶりの高水準である。2007年3月に4.4%を記録し、翌月から上昇に転じて以来、24カ月間一貫して上昇している(図1参照)。

図1:失業率の推移 (%)

図1

非農業部門の就業者人口については66万3000人マイナスとなり、1億3301万人まで減少した。2007年12月以降一貫して減少傾向にあり、この間の合計で513万人の雇用機会が喪失したことになる(図2参照)。

図2:就業者数と失業者数の推移 (千人)

図2

出所:労働統計局資料より作成

4月2日公表された失業保険申請に関するレポート(注2)によると、3月28日までの週に新たに申請された失業保険件数は66万9000件で依然として高い水準にある。昨年1月からの申請件数の推移を図3に示した。

図3:米国の失業保険新規申請者数(千人)

図3

出所:連邦労働省発表資料より作成(季節調整済み)

また、失業の期間は長期化する傾向が見られる。雇用統計によると、27週間以上の長期失業者数は2008年2月の129万人から2009年3月の318万人へとおおよそ2.5倍に増加している。15週間から26週間の中期失業者数も110万人から253万人へと一貫して増加傾向が見られる。

図4:失業期間別の失業者数の推移 (千人)

図4

さらに、地域別(州別)の雇用失業情勢(2009年2月)については、3月27日に公表された労働統計局資料によると(注3)、ミシガン州が失業率12%を記録したほか、サウスカロライナ州が11%、カリフォルニア州、ノースカロライナ州など5つの州が10%を記録した。ノースカロライナ州、ロードアイランド州、ジョージア州の3つ州で(1976年1月以降の州別失業率の記録において)過去最高の失業率を記録した(注4)。

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