失業率、依然低水準を維持
タイ国家統計局(NSO)によると10月の失業率は前月から0.5ポイント上昇したものの1.7%と、依然低い水準を維持している。前年同月比では0.1ポイントの低下であった。失業者数は前月から18万人増加した60万人。業種別の就業者数では製造業は85万人の増となったが、建設業が前月から13万人、農業が同55万人減少した。他方、地方別の失業率は東北部が2.1%と前月から1.1ポイント、前年同月から0.6ポイント上昇した。南部は1.9%と、それぞれ0.8ポイント、0.9ポイント上昇、また中部は1.5%、北部は1.3%、バンコクは1.2%となった。北部は前年同月の3.0%から大幅に改善している。10月末時点のタイの人口は6542万人でうち労働力人口は3607万人だった。
外国人労働者の許可延長
一方、ラオスなど近隣3カ国から流入する外国人労働者に関する政府委員会は、これら近隣三カ国からの外国人労働者の労働許可を1年延長することを認めることで合意した。今後、閣議に原案を提出し承認を求める。今年に入って労働許可を得たラオス、カンボジア、ミャンマーからの労働者66万8576人が対象となっている。これら3カ国からの労働者は主に、農業や建設業、漁業などに従事しているという。
出所
- NNA、NSO
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