少子高齢化への対応(女性の雇用創出、高齢者の積極的活用)

カテゴリー:雇用・失業問題高齢者雇用

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  • 国別労働トピック:2006年8月

急速に進展する少子高齢化への対応に迫られている韓国では、政府が先ごろ保育施設の増設や児童手当拡充などの育児支援を中心とした少子化対策を発表されたところであるが、このほど政府は女性の労働力を経済成長の新たな原動力として活用していくため、2010年までに女性雇用を60万人創出する計画を発表した。

この雇用創出計画により、出産や子育てのため仕事をいったん辞めた女性が再び経済活動に参加していくことを促し、現在50%程度の女性労働力率を55%まで高めていくこととしている。

雇用創出される60万人の内訳は、社会サービス部門44万1000人、中小企業8万9000人、公共部門・大企業4万3000人、政府及び地方の雇用促進分野1万4000人などとなっている。

他方、韓国では2026年までに65歳以上人口が20%を超えることが予測されている。急増する高齢者の経済活動を促し経済社会の活力を維持していく必要がある。

政府はこのほど、高齢者の活用について来年までに50歳台の高齢者2000人をガソリンスタンドで雇用する計画を発表した。

7月から試行として、地方の精油所と連携し国内のガソリンスタンド50箇所に約100人の高齢者を配置することとしている。配置される高齢者にはガソリンスタンドの顧客を満足させられるサービス提供ができるよう研修プログラムが実施される予定である。

出所

  • 韓国労働部HP

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