送り出し労働者向け職業訓練プロジェクトに開始
―労働力輸出に関する整備進む
ベトナム労働・傷病兵・社会問題省(MoLISA)は、外国での就労を希望する農村部の労働者に訓練を提供するプロジェクトを開始すると発表した。
プロジェクトは2006年度中に実施され、農村部における若年者と少数民族を主要な対象としている。政府はこのプロジェクトが成功すれば、2006年中には農村部からより多くの労働者が輸出され貧困対策の一助となると考えている。
現在、政府は「2005-2010年労働力輸出計画」の下、各年10万人の労働者輸出という政策目標達成のために労働輸出を促進するための取り組みを行っている。2005年は1~10月で約57,500人の労働者を輸出していることから、年間目標である7万人は達成の見込みである。2005年度における送金額も40億ドルを突破し、前年度の約32億ドルから大幅に増加し、海外からの送金はベトナム経済にとって重要な投資財源となっている。
労働力輸出に関する法整備も進んでおり、2005年11月には、政府は外国で就労するベトナム人労働者の管理に関する政令(141/2005/ND-CD)を交付されたほか、2006年中には労働輸出法(Law for Labor Exporting)案が国会に提出される予定となっている。
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