2005年の正式雇用増加は120万人も
―政府発表
ブラジル労働省は2004年に150万人増加した正式雇用が、2005年は120万人増加したと、完全集計を終えない前に、元旦のニュースとして発表した。また2006年はGDPの回復、標準金利の低下などにより、雇用は更に拡大するとしている。しかしこの中には選挙手段としての政府投資の増加による雇用増、選挙運動自体の雇用なども含まれている。一方、民間のアナリストたちは、正式雇用は増加しても、過去2年間に増加した雇用の90%は最低賃金の2倍(260ドル以下)に満たない安い賃金水準であり、しかも政府や民間の投資拡大が雇用を増加させたのではなく、遊休設備の再利用が、新たな労働力を生んだ程度であると分析している。
参考
- O Estado de Sao Paulo2006年1月1日
2006年2月 ブラジルの記事一覧
- 雇用は上向きでも所得は低下
- 2005年の正式雇用増加は120万人も ―政府発表
関連情報
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