高齢化の進行、現在人口の1割が65歳以上、2026年には2割に倍増

カテゴリー:高齢者雇用統計

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  • 国別労働トピック:2006年10月

国家統計庁はこのほど韓国社会の高齢化の状況を示す資料を発表した。その概要は次のとおりである。

2006年7月1日現在、年齢階層別では14歳以下人口が902万6000人、15歳~64歳が3487万4000人、65歳以上が459万7000人。全体に占める構成比はそれぞれ18.6%、71.9%、9.5%となっており、人口の約1割が65歳以上の高齢者となっている。10年前(96年、構成比)は、14歳以下が22.9%、65歳以上は6.1%であったことから、この10年における少子高齢化の進行状況を示している。なお、今後の見通しでは20年後(2026年)には65歳以上人口が全体の約2割(20.8%)に達すると予測している。

また、65歳以上の高齢者の家庭状況(2005年)については、高齢者夫婦だけの世帯が全体の3分の1(33.0%)、2世代同居世帯が24.9%、3世代以上同居が23.4%となっている。一方独居世帯が18.1%存在している。この5年間で3世代以上同居が大幅に減り(30.8%→23.4%)、高齢者夫婦のみの世帯の増加(28.7%→33.0%)が著しい。

さらに、65歳以上の高齢者の労働力率(2005年)は30.0%に達している。男女別では、男性41.2%、女性22.4%となっている。なお、全体(15歳以上)の労働力率は62.0%である。

一方、高齢世帯の所得状況(2005年)は、月平均所得116万ウォンと非高齢者世帯の300万ウォンに対し約4割の所得となっている。所得の内訳は、年金などの社会保障関係の移転所得が5割以上(54.6%)を占める一方、就労や自営による稼得所得は2割(18.8%)に満たない。

出所

  • 韓国国家統計庁(NSO)

参考レート

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