国民健康保険(30バーツ医療)制度、更なる制度強化に200億バーツ

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  • 国別労働トピック:2005年4月

第1次政権下にてタクシン首相が強力に推し進めた30バーツ医療制度を、第2次政権ではさらに強化すべく、国民健康保険制度に対して200億バーツの予算が投入されることとなった。

前期において30バーツ医療制度の基礎整備を指揮したスダラット(現農業・農業協同組合大臣)前保健相から、新政権ではスチャイ新保健相が引き継いだ。

2005年以降の同制度の方針として、200億バーツの予算を全国30のコミュニティ病院の設立、179の健康センターの追加、2250の既存の健康センターの改築を行い、30バーツ医療制度のサービス向上に充てる。これらの予算は、タバコ・酒税による税収でまかなわれる予定となっている。

さらに、前期での同医療制度が基礎医療制度の充実であったのに対し、この4年間では、病疾患の予防策に力を入れていくことを明らかにしている。

参考

  • Bangkok Post, 2005年3月17日

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