ハンガリー/賃金の上昇
―1カ月の平均賃金10万フォリント

※この記事は、旧・日本労働研究機構(JIL)が作成したものです。

中欧・東欧の記事一覧

  • 国別労働トピック:2002年3月

6月および7月の賃金は競争部門、公共両部門とも上昇した。中央統計局(ハンガリー語ではKozponti Statisztikai Hivatal, KSH)発表の報告によれば、2001年6月の総賃金は前年同月比で17.9%上昇し、手取り賃金は16.2パーセント上昇した。

2001年6月のフルタイム従業員の名目総賃金は101478フォリントであったが、しかし、民間部門では102857フォリント、公共部門では99012フォリントであった。最も賃金の高かったのは金融部門で、平均1ヶ月211935フォリントであった。2番目に高かったのは化学産業の賃金で、139426フォリントであった。最も賃金が少なかったのは社会福祉部門で、60255フォリントであった。下記の表に詳細を示す。

フルタイム従業員の1ケ月の平均手取り賃金(2001年)
民間部門 公共部門
1月 59,391 62,419
2月 59,655 56,485
3月 61,940 57,592
4月 61,871 64,026
5月 64,031 58,124
6月 64,417 62,742
平均(1月-6月) 61,889 60,233

注:1円=2.33フォリント

資料出所:Nepszabadsag, (2001) 'Szazezer forint az atlagkereset'(10万フォリントは平均賃金)Augusztus 18、p.12

  • Farkas Jozsef Gyorgy (2001): Foglalkoztatasi eselyek Kozep - Europaban (東欧における雇用機会)、Nepszabadsag、9月18日、p.20、(ハンガリー語による)
  • Ferencz Gabor (2001): Tiz szazalck alul is, felul is(最上位10パーセントと最下位10パーセント)、Nepszabadsag、7月20日、p.11、(ハンガリー語による)

2002年3月 中・東欧の記事一覧

関連情報