中高年の離職者増大

※この記事は、旧・日本労働研究機構(JIL)が作成したものです。

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  • 国別労働トピック:2001年11月

 中高年の離職者が増えている。イングランド銀行の金融政策委員会のメンバーであるステファン・ニケル教授がまとめた報告書によると、就労も求職活動もしていない、いわゆる非経済活動人口の割合は、男性の場合、1975年から1998年の間に、2.6%から13.2%にまで増えている。とくに低技能の中高年男性の間でその傾向が強く、この層の非経済活動者の割合は、1979年には3.8%にすぎなかったが、2000年には3分の1にまで増えている。

ステファン教授は、主に若年長期失業者を対象とした「ニューディール政策」など、労働党政府の労働雇用政策を評価しているものの、少なくとも第1期目に打ち出された政策は、低技能の中高年男性を労働市場に呼び戻すことには成功していない、と述べている。

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