対英投資、減速の見通し

※この記事は、旧・日本労働研究機構(JIL)が作成したものです。

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  • 国別労働トピック:2001年11月

対英投資は、2000年度に投資件数で過去最高を記録したものの(プロジェクト件数869、新規雇用者数7万1000人)、2001年度については、国内12地域の対英投資局からの報告によると、大きく減速する見通しである。

ロンドン東部、ヨークシャー、ハンバーなどの地域は比較的悪化の度合いは小さいものの、たとえばミットランドでは、4?6月期に投資局に寄せられた対英投資に関する問い合わせ件数は、前年同期比で40%も減っている。

またスコットランドでは、昨年は4億6300万ポンドの投資で1万3000人の雇用が創出されたが、今年については投資額は1万ポンド、新規雇用者数は1800人まで落ち込むと見られている。

背景には、最大の投資元であるアメリカとドイツでの経済減速があり、多くの企業が対英投資の決定を遅らせたり、再考している。

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