2000年上半期新規雇用50万人で、年次目標達成可能に

※この記事は、旧・日本労働研究機構(JIL)が作成したものです。

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  • 国別労働トピック:2000年11月

労働・傷病兵・社会問題省(MoLISA)によると、2000年上半期に、全国で50万職の新規雇用創出が行われ、年次目標の46%が達成された。この数字には海外に派遣された1万5000人の労働者も含まれている。さらに、貧困者雇用のための国家資本基金による雇用促進計画で、1万5000人が雇用された。

MoLISAは、2000年下半期には職業訓練計画や雇用創出計画に力を注ぎ、さらに労働者の海外派遣を進めたいとしている。MoLISA は、上半期の実績の2倍に当たる3万人の労働者を下半期に海外に派遣する計画である。この他、ホーチミン高速道路で働いているボランティアに対する給料支払いも手当てされる予定になっている。

MoLISAは現在、2001年から2005年までの飢餓撲滅および貧困削減に関する詳細な計画を作成しており、近く政府に提出する予定である。これは、飢餓撲滅・貧困削減計画に参加できる貧困者数を増加させることを目指しており、貧困者の定義を改めることによって、貧困者の定義に合致する家計の比率を現状の10%強から24%(400万家計)にまで増加させようとするものである。

また、ホーチミン市青年同盟は、職業相談所の運営を通して2000年末までに5万人の若者に仕事を紹介する計画だが、同青年同盟によると、農村部の若者に優先的に仕事の斡旋を進めていく。

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