英仏共同でオンライン「ジョブ・バンク」設立

※この記事は、旧・日本労働研究機構(JIL)が作成したものです。

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  • 国別労働トピック:2000年5月

英仏両政府は2000年2月14日、共同で雇用情報をインターネット上で提供する計画を発表した。実現すれば、全欧州規模での展開が期待されているオンライン「ジョブ・バンク」の先駆けとなる。

計画によれば、イギリスの求職者は、フランスの雇用サービス・アドバイザーの助けを借りて求人元との面接のアポイントメントを取ることができ、フランスの求職者も同様に自国の雇用サービス機関のウェブサイトを通じてロンドンやイングランド南東部の求人を探すことができる。

教育雇用省の報道官によると、英国政府が他のEU諸国と連携してインターネット上で求人情報を提供するのは今回が初めて。英国側では、雇用サービス庁が今秋に、30万件の求人情報を掲載したオンライン「ジョブ・バンク」を立ち上げる。

今回の発表に先立ってジョウェル雇用担当大臣は、欧州首脳サミットが3月にリスボンで開催されるのをにらんで、「欧州オンライン職業・学習バンク」に関する提案をEU各国に行った。

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