日系企業に、セクハラで440万ドル賠償せよとの評決
フロリダ州マイアミ連邦地裁は、日本人上司が元女性従業員にセクシュアルハラスメントを繰り返し行ったとして、北米マツダ社に約440万ドルの損害賠償を支払うよう命ずる評決を下した。
評決によると、マイアミにある北米マツダ社のマーケティング事務所の日本人社員が、1995年から1996年にかけて女性従業員の身体に触ったり、「言うことを聞けば何でも欲しい物をやる」などと誘いかけたりするセクシュアル・ハラスメントを繰り返して行った。女性従業員は1996年6月に解雇されるまでの間に、何度もセクシュアル・ハラスメントに関する苦情を申し立てたものの、会社側は何も対応せず、管理上の過失があったとしている。
この評決について同社のスポークスマンは、「セクハラの訴えには全く根拠がない」として控訴する構えを示している。
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