労働大臣の交代

※この記事は、旧・日本労働研究機構(JIL)が作成したものです。

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  • 国別労働トピック:1999年4月

1月18日、アスナル首相は内閣の一部改造を実施、これにともなってアレナス労働・社会問題相が退き、同省のピメンテル雇用担当次官が後を引き継ぐことになった。

労働省では大臣の入れ替え後も、今までと同じ政策を続ける方針である。アレナス氏は1996年3月に労働大臣に就任して以来、二大労組(労働者総同盟および労働者委員会)やスペイン経団連との対話を重視する方針を貫いてきた。1997年5月の労働法改正は対話路線の最大の成果とされる。これは新規雇用における解雇コスト引き下げを実現、期限付き雇用の多いスペイン労働市場の歪みを是正し、終身雇用の創出をめざそうというものである。

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