イドゥル・フィツリ・ボーナスに関するスト

※この記事は、旧・日本労働研究機構(JIL)が作成したものです。

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  • 国別労働トピック:1999年4月

イドゥル・フィツリ祭礼(1月16日から1月23日)時のボーナスについての労使紛争がさらにいくつかあった。タンゲラン近郊のBalarajaにあるTae-Hwa Indonesia社の製靴工場で1月4日イドゥル・フィツリ休暇とボーナスを求め4500人がストに入り工場敷地内で抗議行動を行った。しかし、労働者代表との交渉の結果、経営陣が労働者の要求のほとんどを受け入れ、ストは解除された。同社は、1998年と同額のイドゥル・フィツリ・ボーナスを従業員に支払い、通常の食事手当を1日1000ルピアから1500ルピアに増額することに同意した。

また、タマン・ミニ・インドネシア・インダー(美しいミニ・インドネシア公園)の900人余の従業員のうち約800人が、イドゥル・フィツリ・ボーナスの増額を求めて1月10日午前8時から約3時間ストを決行し、発券業務などを停止した。同公園は東ジャカルタ最大規模の娯楽施設で、スハルト前大統領が会長を務めるHarapan Kita財団が経営している。労使は1月13日、ボーナスをこれまでの2倍の30万ルピアとすることで合意した。

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