基礎情報:ラオス(2018年)
3. 能力開発・キャリア形成支援

2018年10月4日掲載

3-1 初期教育訓練

ラオスの就学開始年齢は6歳で、小学校5年、中学校4年、高等学校3年の「5+4+3」制がとられている。就学前教育も存在し、徐々に広がっている。義務教育は、小学校と中学校の9年間であるが、広く浸透しているわけではない。小学校の純就学率は、2013~2014年度(2013年9月から2014年8月まで)において98%に達しているが、退学と留年が多い。約23%の小学校は、いまだ不完全校である(5年生までない)。中学校の粗入学率は74.4%まで下がる。

3-2 継続教育・高等教育

高等学校の粗就学率は2013~2014年度において41.3%である。大学は医学系を除くと通常4年間のコースである。以前は私立のカレッジも学士の学位を出すことができたが、質の維持ということで、現在は、学位を授与できるのは5つの大学に限られる。国立大学は、ビエンチャン、ルアンパバーン、サワンナケート、パクセーにある総合大学とビエンチャンにある医科大学である。

職業訓練学校は、多くが教育省の管轄下にある。フォーマルな教育では、中学校あるいは高等学校卒業者が入学することができる。卒業により、サーティフィケイト、ディプロマ、ハイヤーディプロマがえられる。そのほか、ノンフォーマルな職業訓練校があり、入学のための学歴要件はない。労働社会福祉省も職業訓練センターをいくつかの県に持っている。

出所:UNDP (2017) National Human Development Report: Graduation from Least Developed Country Status Lao PDR 2017.

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