多国籍企業の海外支社、11年から4.2%の雇用増
商務省の11日発表によると、アメリカの多国籍企業の海外支社の雇用者数は、2011年から4.2%増えている。これに対し、国内の親会社は0.4%増とほぼ横ばいの状態だ。
世界全体で3470万人を雇用
アメリカの多国籍企業が2011年に世界全体で雇用したのは3470万人で、対前年比で1.1%増。
フルタイムとパートタイムを合わせた雇用者数は、アメリカ本国で2290万人、海外支社では1180万人だった。親会社の雇用者数の世界に占める比率は66%、海外支社は34.0%。
親会社の雇用者数が世界全体に占める割合は、1989年の79%から低下し続けている。
本国を上回る売上高の成長
雇用増に合わせて、海外支社の売上高も拡大している。2011年のアメリカ本国の親会社の売上高は10.6兆ドルで、対前年比で8.9%増だったところ、海外支社の売上高は7超ドルで、対年比は14.6%増にものぼった。
(山崎 憲)
参考
- Kevin B. Barefoot, U.S. Multinational Companies
- Operations of U.S. Parents and Foreign Affiliates in 2011,U.S. Department of Commerce, Bureau of Economic Analysis, Nov.25.
- 1米ドル(USD)=102.45円(※みずほ銀行ウェブサイト2013年12月5日現在)
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