CEOの2010年配収総額、労働者の343倍に
4月19日、AFL-CIOは、運営するサイト、経営幹部2011年報酬ウォッチ(2011 Executive PayWatch)で、2010年のCEO(最高経営責任者)の平均報酬総額が1140万ドルだったと公表した。これは2009年比で23%増である。
この調査は、企業の信用格付けを行う投資情報会社スタンダード・アンド・プアーズの株式指数となる500企業のうちの299社が対象となっている。
これらの企業のCEOの報酬総額は34億ドルだった。
AFL-CIOによれば、平均的な労働者と経営幹部の報酬の差は、2010年で343倍とのことである。1980年で42倍だったものが、2000年には525倍まで拡大し、リーマンショック後の景気後退によって若干縮まったものの、2010年に再び拡大してきていると指摘している。
参考
- Top CEO Pay Averaged $11.4 Million in 2010, Up 23 Percent Since 2009, AFL-CIO Says, April 19, 2011 AFL-CIOウェブサイト
2011年4月27日閲覧
参考レート
- 1米ドル(USD)=80.33円(※みずほ銀行
ホームページ2011年5月10日現在)
2011年5月 アメリカの記事一覧
- 公務員労組支援のキャンペーン開始―AFL-CIO
- CEOの2010年配収総額、労働者の343倍に
- 若干低下傾向だが依然として高い若年失業率
関連情報
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