双竜自動車でスト
経営再建を進める双竜自動車の人員削減計画に対して労働組合が反発、ストに発展している。
会社側が発表した人員削減案は、管理職(課長代理~部長)を中心に希望退職者を募るというもの。希望退職者には、勤続期間別に10年未満は5カ月分、10年以上15年未満は7カ月分、15年以上は9カ月分――の平均賃金を慰労金として支給するとしている。また、早期定年退職を促すため、来年までに定年退職する社員については、希望退職時に5カ月分の平均賃金を支払う予定だ。ただ、会社側が発表したリストラ案が全社員の36%にも及ぶ大規模なものであることから労組は一斉に反発、組合員84%の賛成でストを可決していた。
ストは4月24日、午後1時30分~5時30分の4時間の時限ストで実施され、平澤工場(京畿道)および昌原工場(慶尚南道)の生産ラインの稼働を中断した。また、平澤工場に勤務する約2000人の組合員は、果川(京畿道)の政府庁舎でリストラ反対デモを行った。労組関係者は「今回のストは政府や会社側への警告」としており、リストラ計画が撤回されなければスト継続の可能性もあることを示唆している。
資料出所
- NNA、聯合ニュース、ソウル新聞
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