公務員管理職の女性登用比率を2011年までに10%へ

カテゴリー:労働条件・就業環境

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  • 国別労働トピック:2007年2月

韓国中央人事委員会の発表によれば、政府は公務員の女性管理職の比率を2011年までに5.4%から10%にまで引き上げるとの計画である。2006年の女性の公務員管理職はわずか340人だが、2011年までに650人に増やすこととなる。

中央政府機関の公務員への関門となる国家公務員試験に合格する女性の数は増加傾向にある。現在公務員試験合格者の46.6%を女性が占めているが、政府高官の名簿に名前を連ねる女性はまだ5%に過ぎない。

同計画の履行のためには2007年末までに女性管理職の割合を6.2%に、2008年には6.9%、2009年には7.7%、2010年には8.8%、そして目標の2011年には10%に達していなければならない。今後各政府機関がその計画履行のために具体的な指示を受けることになるとみられる。人事委員会のクォン委員長によれば、「政府は女性職員の割合についての状況を年末ごとに調査し、その結果を各中央政府機関の評価に反映させる計画」とのことである。

国連開発計画(UNDP)の2005年人間開発報告では、韓国の官民における女性管理職の割合は6%であるのに対し、米国は46%の管理職ポストが女性によって占められている。

出所

  • 韓国労働部HP

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