ユーロ圏の失業率7.8%、EU25カ国では8.0%
EU統計局が7月1日時点の失業率を発表した。ユーロ圏の失業率は7.8%、EU25カ国では8.0%であった。この数値は2004年7月にはともに9.0%であったがここ数年改善傾向にある(下記のグラフを参照)。各国の失業率は以下の表のとおりである。昨年同月の数値との比較をみると、各国とも概ね改善傾向にある。特にポーランド、スロバキア、リトアニアが顕著に改善している。この3カ国について更に遡って数値を見てみると、ポーランドは2002年10月から2003年4月まで20.2%という高い失業率を記録していたが、5.2ポイント改善した。スロバキアは2001年2月の19.6%から5.6ポイント改善。リトアニアは2001年4月は16.7%であったのが5.5%となり、11.2ポイント改善したことになる。
2005年7月 | 2006年7月 | 2006年の数値に関する備考 | |
---|---|---|---|
オランダ | 4.6 | 3.9 | |
デンマーク | 4.7 | 3.9 | 2006年1月の数値 |
エストニア | 7.6 | 4.2 | |
アイルランド | 4.3 | 4.4 | |
ルクセンブルグ | 4.6 | 4.8 | |
オーストリア | 5.3 | 4.9 | |
イギリス | 4.6 | 5.4 | 2006年5月の数値 |
リトアニア | 8.0 | 5.5 | |
キプロス | 5.3 | 5.6 | |
スロベニア | 6.6 | 6.3 | |
チェコ | 7.8 | 7.2 | |
ポルトガル | 7.6 | 7.2 | |
マルタ | 7.3 | 7.3 | |
イタリア | 7.6 | 7.4 | 2006年第1四半期の数値 |
ラトビア | 9.0 | 7.5 | |
スペイン | 8.5 | 7.6 | |
ハンガリー | 7.3 | 7.6 | |
フィンランド | 8.3 | 7.7 | |
ドイツ | 9.3 | 8.2 | 暫定的な数値 |
ベルギー | 8.5 | 8.7 | |
フランス | 9.9 | 8.9 | |
ギリシャ | 10.1 | 9.2 | 2006年第1四半期の数値 |
スロバキア | 16.0 | 14.0 | |
ポーランド |
17.8 | 15.0 |
出所:EU統計局資料より作成
グラフ:EU諸国の失業率推移
出所:EU統計局資料を参考に作成
参考
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