日本企業の新規投資が活発化

カテゴリー:雇用・失業問題

中欧・東欧の記事一覧

  • 国別労働トピック:2006年8月

近年、欧州における新たな投資先として海外から直接投資が拡大している中東欧諸国であるが、日本企業の投資もとみに活発化している。そこで、最近報じられている日本企業の新規投資の状況を以下のとおりまとめてみた。

ポーランド

ニフコ:
2月、新会社を設立を発表。英国及びスペインの工場から生産を一部移管する予定。
オリオン電機:
1億100万ズロチ(約3130万ドル)を投資、テレビ工場を建設予定。1700人の雇用創出見込み。
シャープ:
6億ズロチ(約1億8600万ドル)を投資し、LCD(液晶表示装置)パネル工場を建設予定。3700人雇用創出見込み。
ブリジストン:
6月、トラック・バス用ラジアルタイヤ工場の新設を発表。2年後の操業開始を予定。
岡谷鋼機:
7月、金属プレス加工会社の設立を発表。液晶テレビ向け部品工場を建設し、来年7月より操業開始予定。

チェコ

日立、松下電産、東芝:
6月、三社が共同出資する現地の薄型テレビ用液晶パネル製造会社が新工場の建設を発表。投資額120億円。新工場は欧州の三社のそれぞれのテレビ組み立て工場にパネルを供給していく予定。
日立:
25億コルナ(約1億1000万ドル)を投資し、テレビ工場を新設。2000人の雇用創出見込み。

ハンガリー

ブリジストン:
6月、乗用車・小型トラック用ラジアルタイヤ工場建設開始。ポーランドに続く中東欧地域の生産拠点となる予定。2008年1月から操業開始予定。

セルビア

日本たばこ産業(JT):
5月、現地のタバコメーカー(DIセンタ)の買収契約を締結。

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