2006年1月の失業率は8.1%、失業者数は22万2000人(8.4%)の増加

カテゴリー:雇用・失業問題統計

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  • 国別労働トピック:2006年4月

国家統計局(NSO)が3月15日に発表した労動力調査結果によると、2006年1月末現在の失業率は8.1%で、前回調査(2005年10月)より0.7ポイント上昇した。失業者数は284万人で、22万2000人増加している。

15歳以上の総人口は、2005年10月より45万2000人増加したものの、労働力人口は3549万6000人から3522万4000人へと27万2000人減少しており、就業者数も49万2000人の減少(3287万6000人から3238万4000人)している。

就業者数を業種別にみると、サービス業が1566万9000人で全体の約5割(48.4%)を占め、次いで農業が1183万4000人(36.5%)、工業が488万2000人(15.1%)となっている。なお、工業では、建設業の7万3000人を含め合計9万5000人が失業している。

一方、イムソン雇用労働相代理は、全体の雇用は2005年同期と比較して、全国的に75万増えたとし、雇用情勢が著しく改善に向かっていると主張。特に就業者数が1140万人から1180万人まで増加した農業部門の成長を強調した。

労働統計(新基準)
  2006年1月 2005年10月 2005年7月 2005年4月
15歳以上の総人口(千人) 55,248 54,797 54,583 54,194
労働力人口(千人) 35,224 35,496 32,236 35,126
労働力率(%) 63.8 64.8 64.6 64.8
就業者数(千人) 32,384 32,876 32,521 32,217
就業率(%) 91.9 92.6 92.3 91.7
失業者数(千人) 2,840 2,620 2,715 2,909
失業率(%) 8.1 7.4 7.7 8.3
不完全就業者数(千人) 6,895 6,970 6,660 9,422
不完全就業率(%) 21.3 21.2 20.5 26.1

出所:国家統計局

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