日本よりも出生率が低い国は…
わが国の2003年の出生率は1.29。将来の労働力不足をはじめ、少子化の進行がわが国社会に及ぼす影響が懸念されている。ところで低出生率の国は日本だけではない。例えば東欧諸国についてみると、次表のように多くの国では日本と同様あるいはそれ以下に出生率が低くなっている。
リトアニア | 1.43 |
ポーランド | 1.37 |
ルーマニア | 1.36 |
スロベニア | 1.27 |
スロバキア | 1.25 |
エストニア | 1.27 |
ハンガリー | 1.25 |
ラトビア | 1.2 |
チェコ共和国 | 1.18 |
ブルガリア | 1.13 |
資料:アメリカCIA、The World Factbook2003
これらの国では低出生率の問題がどのように議論されているのだろうか。国によっては、外国からの移民労働力の流入という日本にない要因のために、「少子化」問題はそれほど深刻な議論とならないことが考えられる。しかし一方では国外への出稼ぎ移民の流出という要因もあり、EUに加盟した今後はそうした動きが加速すると考えられる。各国の動向が注目される。
関連情報
- 海外労働情報 > 国別労働トピック:掲載年月からさがす > 2005年 > 5月
- 海外労働情報 > 国別労働トピック:国別にさがす > その他の国 > 中欧・東欧の記事一覧
- 海外労働情報 > 国別労働トピック:カテゴリー別にさがす > 外国人労働者
- 海外労働情報 > 国別基礎情報 > その他の国 > 中欧・東欧
- 海外労働情報 > 海外リンク:国別にさがす > ハンガリー/ポーランド