失業率3.3%に改善
人的資源省(MOM)が10月31日発表した9月末の失業率(速報値、季節調整済み)は3.3%と、6月末の3.4%からわずかに改善した。すべての分野で雇用が伸び、特にサービス業が改善に寄与している。失業率は17年ぶり高水準を記録した2年前の4.8%から若干改善しているが、アジア通貨危機以前の1.4%と比べると依然高い水準といえる。
また、7~9月期の就業者数は228万人となり前期より2万8700人増加。増加幅は前年同期比の1万4100人増から倍増している。業種別ではサービス業が1万8400人増となり、製造業(8000人増)、建設(2300人増)を共に大きく上回った。
他方、7~9月期の解雇者数は2500人と前期の2116人から悪化している。製造業が前期比384人増の1700人に増え、全体の約3分の2を占める形となった。特に電子分野における解雇が目立っている。
参考
- ストレーツ・タイムズ11月1日付
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