女性経営者の増加
イタリアにおいて、女性が運営する企業が、商業、製造・エネルギー供給業、医療等のすべての部門で増加している。
女性経営者の増大は、彼女たちのマネージング能力を疑ってきた者を安心させるものである。ミラノの商工会議所によって公表されたデータによれば、これは議論の余地がない。
2004年末において、女性経営者は、1100億ユーロの売上高を誇り(イタリア全体の8.3%)、130万の労働ポストを産出している。
2004年において女性が経営している企業は120万であり、前年を2%上回っている。女性の個人経営者数は約70万人である。企業規模をみると、従業員数2人という零細企業から、10万人という巨大企業までさまざまである。
北部だけでなく南部の産業でも女性の経営者が増加していることを考えると、これはかなり顕著な現象といえる。女性企業の最も集中している州がロンバルディア州であることは事実だが(15万8000企業)、それに続く第2位につけているのはカンパーニャ州である(12万5000企業)。また、カラーブリア州は、女性企業の増加率が最も高かった州であり(5.5%増)、さらに、シチリア州、カンパーニャ州およびサルデーニャ州もかなり高い増加率を記録している(それぞれ2.8%増、2.6%増、2.5%増)。
女性経営者は幅広い分野で活躍しているが、とくに目立っているのは、商業(全体の3分の1を占める)、農業および通信業である。女性の経営者が増えている業種としては、製造・エネルギー供給業の15.8%増、医療・社会サービスの9.8%増および輸送業の9.6%増があげられる。
参考
- Corriere della Sera紙2005年8月26付
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