「人間開発指数」はASEAN中7位
国連開発計画(UNDP)が9月に発表した「人間開発報告書2005」では、世界117か国を対象として貧困人口の割合、教育、男女均等、児童死亡率、伝染病の感染率などの様々な分野の指標から算出した「人間開発指数」を公表している。インドネシアは110位で、前年の111位とほぼ同順位である。これは「中位の人間開発度」グループに属する。ASEAN10か国の中では7番目(表参照)、発展途上国(103か国)中では41位となっている。
国名 | 順位 | 指数 |
---|---|---|
シンガポール | 25 | 0.907 |
ブルネイ | 33 | 0.866 |
マレーシア | 61 | 0.796 |
タイ | 73 | 0.778 |
フィリピン | 84 | 0.758 |
ベトナム | 108 | 0.704 |
インドネシア | 110 | 0.697 |
ミャンマー | 129 | 0.578 |
カンボジア | 130 | 0.571 |
ラオス | 133 | 0.545 |
資料:国連開発計画
発展途上国については、その貧困度を示す指数が特に示されている。(参考としてマレーシアをカッコ内に示す。)例えば、出生時点で40歳まで生存できない確率は11.2%(マレーシアは4.3%)、1日当たりの収入が貧困水準(2ドル)未満である者の割合は52.4%(同9.3%)である。このほか、女性の経済活動への参加率は56.3%で、これは男性の比率の69%に当たる。1990時点の値を100とすると112で、長期的には女性の参加率は改善していることになる。
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