2004年4月の失業率、前年同月から1.5ポイント上昇

カテゴリー:雇用・失業問題統計

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  • 国別労働トピック:2004年8月

NSO(国家統計局)の発表によると、2004年4月の失業率は13.7%で、前年同月の12.2%から1.5ポイント上昇した。この数値は、2002年の4月(13.9%)とほぼ同じで、2年前の水準にまで悪化したといえる。

労働力統計
  2004年4月 2003年4月
15歳以上の総人口(千人) 52971 51596
労働力人口(千人) 35078 33674
就業者数(千人) 31520 30418
就業率(%) 86.3 87.8
失業者数(千人) 4989 4217
失業率(%) 13.7 12.2
不完全就業者数(千人) 5831 4733
不完全就業率(%) 18.5 15.6

出所:国家統計局

失業率の推移

図:失業率の推移

失業者数は、前年から77万2000人増加し、498万9000人。失業者の50.7%が15歳から24歳までで、25歳から34歳までが22.1%、35歳以上が27.2%となっており、依然として若年層の失業は増加傾向にある。男女別では、男性が59.0%で、女性の41.0%を上回っている。

一方、就業者数は3152万人で、前年より110万2000人増加した。このうちの48.6%にあたる1530万人がサービス業で、次いで農林水産業が35.1%(1107万人)、工業が16.3%(513万人)となっている。男女別では、全体の62.2%(1960万人)が男性で、女性は37.8%(1190万人)である。

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