新たな職業紹介チャネルとして期待される雇用フェア
―職業能力開発が発展のカギ
5月21日付、NGUOILAODONG紙によると、ホーチミン市技術師範大学が雇用フェアの開催を計画している。このフェアには、昨年ホーチミン市の大学や短大を卒業した5000人以上卒業生が参加する見込み。大学側主催者は、ホーチミン市や近隣地区の企業に参加を働きかけており、企業では優秀な人材の確保に期待を寄せている。
労働傷病兵社会問題省の発表によれば、2003年の10月までに12の省及び市で雇用フェアが開催された。各雇用フェアには、平均72の企業が参加し、3万9000人の来訪者のうち、2000人が採用されたという。
ベトナムでは、家族や友人関係などの個人的な関係から採用にいたることが多く、公的な職業紹介はあまり利用されていない。政府は、雇用フェアが新たな職業紹介チャネルとして機能することを期待している。しかし5月にホーチミン市フーニュン区で開催された雇用フェアには、73の企業が参加し1万人の求人があったが、800人しか適当な人材が見つかっていない。
政府は職業訓練校(所管省:職業訓練校は教育・訓練省)や職業訓練センター(同:労働・傷病兵・社会問題省)で教える内容と市場のニーズが合致していないことがミスマッチの一因であるとして、職業能力開発制度の拡充に取り組んでいる。
2004年7月 ベトナムの記事一覧
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- 2003年の賃金動向
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