欧州理事会の開催
―閣僚理事会の再編に合意

※この記事は、旧・日本労働研究機構(JIL)が作成したものです。

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  • 国別労働トピック:2002年9月

スペインのセビリアで2002年6月に開催された欧州理事会(欧州サミット)では、移民政策やEU拡大、閣僚理事会改革を主要なテーマに会議が進められた。会議では、移民政策に関する包括的パッケージが承認された。

雇用社会問題関係では、各国首脳は2年前のリスボン・サミットで合意した経済改革を継続的に実行していく必要性があることで意見が一致した。さらに、欧州理事会は労働市場改革に平行したマクロ経済の安定と成長を重要視する「一般的経済政策ガイドライン」の採択を歓迎し、加盟15カ国が経済改革や完全雇用といった目的を果たしていくことを再び明らかにした。

閣僚理事会改革については、理事会の数を16から9に統合することが決定された。これにより雇用社会政策閣僚理事会は、雇用・社会政策・保健消費者問題閣僚理事会に再編される。

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