ハンガリー/ハンガリーで製造された日系自動車メーカーS社の車50万台をこえる

※この記事は、旧・日本労働研究機構(JIL)が作成したものです。

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  • 国別労働トピック:2002年8月

日本の自動車S社は、1993年ハンガリーで従業員464人で生産を開始し今日では従業員1,800人を擁し、同社のヨーロッパにおける重要生産拠点となっている。これまでに5億USドルの投資が行われ、2002年に同社は生産の近代化と2003年3月の新しいファミリー・モデル導入に向けて、100億HUF(約50億円)の投資を計画中である。

2002年には8万3,000台が製造され、そのうち5万台が輸出用となり、残りがハンガリー国内市場に向けられる予定である。過去10年間においては、50万台のうち19万2000台がハンガリー国内で販売された。国内需要の増加のおかげで、同社は西ヨーロッパの不景気にもかかわらず生産を縮小しなかった。

2002年下半期以降、S社は搭載エンジンを環境に優しいエンジン(「ユーロ-2」)に限る予定である。現在のところ、エンジンとギア・ボックス(変速装置)だけは日本から輸入されている。スペア部品の70%はヨーロッパ、主にハンガリーで生産されている。

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