給与所得者は2002年も収入低下を予想
ブラジル地理統計資料院の月間雇用調査局の発表によると1999年から2001年の3年間に給与所得者の平均所得は約10%低下した。99年に6%、2000年に1%、2002年は未集計であるが、2.5~3.0%後退と予想している。調査担当者によると就職難の現状が今後も当分続く予想のために、収入低下傾向を逆転できる可能性は小さく、2002年も収入低下は続くと予想している。
企画省の応用経済研究所でも、マクロ経済情勢が好転しない限り良くて現状維持程度であり、現在職探しを諦めた70万人の潜在失業者がいると計算している。わずかでも経済が回復傾向を見せると、この人口が労働市場に参入するため、就職状況が好転する可能性は小さいとコメントしている。
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