求人広告が急減

※この記事は、旧・日本労働研究機構(JIL)が作成したものです。

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  • 国別労働トピック:2002年2月

新聞・雑誌の求人広告が急速に減少している。採用雇用連盟(REC)の調べによると、10月に民間の新聞・雑誌に掲載された求人広告は1年前の半分以下であった。

調査によれば、正規従業員の数が11月も減少し、これで7ヶ月連続の減少となった。この結果を踏まえてRECは、2002年初頭の失業水準はさらに悪化すると予測している。世界的な経済減速と米同時多発以降の人員削減の頻発で、低下し続けていた失業者数は10月に1年ぶりに増加に転じていた。

求人が最も顕著に減っているのは、情報技術とコンピューターの正規従業員。またエンジニアリング、建設、ホテル、配膳などの分野でも減少が目立っている。

一方、公共部門の労働市場は今なお逼迫しているとRECは見ている。とくに教員と看護婦でその傾向が強く、前年比でわずか6%しか低下していない。

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