公務員年金、2002年より運用先が選択可能に
公務員年金基金のナワーポン事務総長によると、公務員の年金は2002年より、加入者自身がいくつかの選択肢の中から投資戦略と運用商品を選択するという年金運用制度に向けて準備を始めていることが明らかになった。
約100万人の公務員は、改定された年金基金の規定のもとで、投資額の水準を調節することができるようになるという。そして、リスクとリターンの許容範囲によって、投資を債権かまたは株にするかといったような選択も可能になるという。
年金基金も近年、ポートフォリオを多様化することによって投資戦略を拡大させてきている。
しかし、年金基金の資金運用には高度な金融知識をもった人材が不可欠となるが、タイではそのような人材は未だ不足している。また、国内の金融市場の構造的な脆弱性も懸念されている。
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