統一左翼(IU)と社労党(PSOE)、雇用政策で話し合い

※この記事は、旧・日本労働研究機構(JIL)が作成したものです。

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  • 国別労働トピック:2000年5月

スペインの最大野党であるPSOEと、スペイン共産党を中心とした左翼連合であるIUの間では、3月に行われる総選挙での選挙協定の可能性が大分煮詰まりつつある。これら両党の連合に最も近い例といえば、現フランス政権の社会・共産党連合があげられる。

PSOEとIUは共通の選挙プログラムを目指して目下話し合いを進めているが、重要ポイントは雇用政策をめぐるものである。中でも、フランスで実現したような法による週35時間労働の導入が最もラディカルな政策として掲げられている。これについては現保守政権は非常に否定的な態度をとっており、またPSOEも原則的には賛同していない。一方IUは週35時間労働を最大の選挙公約としている。したがって今のところPSOE、IU両党は、選挙結果を待ってその後の政策実現を検討するつもりではないかと見られている。

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