労組、2000年の団体交渉で賃上げ3%を要求
スペインではここ数カ月インフレ率が上昇気味で、ほとんど3%近くに達している。これを受け、スペイン銀行その他からは賃金上昇による悪影響を指摘する声が上がっている。しかし労働者委員会(CCOO)と労働者総同盟(OGT)はこれを真っ向から否定、2000年に締結予定の労働協約で3%の賃上げを求める姿勢をかためた。3%と言えば、政府の予想インフレ率を1ポイント上回る数値である。
労組にしてみれば、つい数年前の不況期に労働者側が引き受けた賃金抑制・人員削減努力は経済成長期にある現在こそ報われるべきものであり、低下した購買力の回復を訴えている。賃金上昇の傾向は、すでに1999年末近くに結ばれた団体協約であらわれている。
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