ジョージACTU議長が辞任を表明

※この記事は、旧・日本労働研究機構(JIL)が作成したものです。

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  • 国別労働トピック:2000年3月

オーストラリア労働組合評議会(ACTU)議長であるジェニー・ジョージ氏は2000年3月8日をもって辞任することを正式に表明した。3月8日は国際女性デーであり、彼女は組合指導部への女性の参画を特に強調してきた。

ジョージ議長は1973年から組合活動に関わり、その後ニューサウスウェールズ(NSW)州教員組合連合議長やオーストラリア教員組合連合副議長等を歴任し、1983年には女性として初めてACTU執行委員の1人に選出された。彼女が現職のACTU議長職に就任したのは1996年3月で、女性初の議長誕生ということで大きく報道された。

ジョージ氏は辞任表明にあたり組合員の支持に謝意を表し、会場から拍手喝采を受けた。ただ議長の辞任は当初の予定より早く、彼女の後継者を支持する者からの早期の辞職圧力があったと伝えられている。後任は決まっていないが、オーストラリア教員組合議長を務めるシャラン・バロウ氏が有力視されている。

前述のようにジョージ議長の辞任は2000年3月であるが、彼女はそれまで長期休暇を取得するため、1999年12月には事実上ACTU議長としての仕事に終止符を打っている。

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