進まぬ父親の育休取得

※この記事は、旧・日本労働研究機構(JIL)が作成したものです。

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  • 国別労働トピック:2000年1月

両親のいずれに対しても産休・育休を認めた労働法の改正が行われてから、すでに10年近くがたっている。しかし実際に育休を取る父親は少ない。

これにはいくつかの理由があると考えられる。まず育児は父親にも増して母親の役割としてきた文化的な背景があげられる。だがそれだけでなく、女性労働者の賃金が男性労働者より平均20%低いことも、子供の誕生に際して父親が仕事をやめず母親が休みを取ったほうが経済的には適当とする判断を裏付けているのである。

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