東ティモールの労働者の現状

※この記事は、旧・日本労働研究機構(JIL)が作成したものです。

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  • 国別労働トピック:1999年12月

1999年8月30日に行われた住民選挙後の政治的不安定さから、東ティモールから東ヌサテンガラ島に避難した難民のうちの、公務員約1万人は、東ヌサテンガラで新しい就職先を見つけるための登録を済ませたということだ。1万人の公務員のうち5073人は東ヌサテンガラで永久的に就職したいと述べている。国民福祉・貧困撲滅担当のハルヤノ・スヨノ調整省長は、東ティモールから避難したすべての公務員は政府から給与を支給されていることを明らかにした。

一方、東ティモールの教育文化省によれば、東ティモールの少なくとも1万1000人の教師達(7500人の小学校教諭も含む)は東ヌサテンガラに避難した。更に、同省は避難費用として4億ルピアを教師たちに融資した。

東ティモールからの難民は25万人と推測されており、そのうちの58%以上が東ヌサテンガラに避難している。難民のうち約60%が、東ティモールに帰郷したいと考えていることが UNHCR 国連難民高等弁務官によって明らかにされた。

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