失業率が1990年以降最低を記録

※この記事は、旧・日本労働研究機構(JIL)が作成したものです。

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  • 国別労働トピック:1999年9月

オーストラリア統計局は1999年6月の失業率が7.2%(季節調整済数値)にまで低下したと発表した。この数値は1990年8月以降もっとも低いものであった。

1999年6月の雇用者総数は5月に比べ6万2400人増え877万4600人となった。特にフルタイムの伸びが目立ち、5月から6月にかけてフルタイム雇用者数は5万8000人増となった。ちなみに6月のフルタイム雇用者数は648万7300人、パートタイム雇用者数は228万7300人であった。

これに対し、失業者総数は5月に比べ2万2400人減少し67万9600人となった。州別では、タスマニア州がもっとも失業率が高く9.5%、以下クィンズランド州8.2%、南オーストラリア州8.1%、ビクトリア州7.4%、西オーストラリア州とニューサウスウェールズ州6.4%と続く。

好調な経済状況がようやく雇用にも表れた格好で、1999年末までに失業率が7%を切るのではないかとの期待が高まっている。

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